無人航空機（UAV）向け自動操舵装置で業界をリードするプロバイダーのMicroPilotは、OxTS xNAVシステムとの統合作業を完了しました。このインターフェースにより、MicroPilotシステムは、正確な測位を可能にする慣性ナビゲーションシステム（INS）のGNSS/IMU出力を混合したもので正確な測位を提供し、飛行制御システムで使用することが可能になります。
OxTSのプロダクトマネージャーであるIain Clarke（イアン・クラーク）は次のように言った。「私たちはMicroPilotと協力して私たちのシステム間のインターフェースの開発をできたことに興奮しています。UAV市場が成長し続ける中、人々はまだプラットフォームを活用する方法を発見している最中です。この開発が統合システムとUAVナビゲーションオプションをお求めのお客様に新たな機会をもたらすことを願っています。」
xNAVは、精密なジオリファレンス機能を要求する商業UAVのマッピングアプリケーションのために設計された、小型のGNSS/INSシステムです。UAVベースのLiDAR、ハイパースペクトルまたはサーマルマッピングにおいて、測量グレードのINSは、3D点群、デジタル地形モデル、およびその他のマップを作成するときに必要な正確な軌道情報を提供するために重要です。INSを使用すれば写真測量アプリケーションも強化できるため、地上コントロールポイント (GCP）の必要性が低減し、画像処理時間の短縮、データのジャンプやギャップの削除が可能となり、エラーを修正するために再処理する時間を節約できます。
多くの自動操縦システムはGNSSを統合していますが、大抵の場合は低グレードの単一周波数受信機で、1～2mの精度しか得られません。OxTSシステムとのインターフェースを開発することにより、 MicroPilot自動操縦装置は、飛行制御システムでINSのセンチメートルレベルのRTK位置出力を使用することができます。より正確な制御と測位を可能にするだけでなく、自動操縦装置は、GNSSドロップアウトから保護された堅牢なINSナビゲーションの利点を享受します。xNAVに統合されたGNSSとIMU、およびOxTSのタイトカップリング技術により、ナビゲーションソリューションはスムーズでGNSSジャンプに強く、視界に入っている衛星が4基未満でも、位置ずれが制限されています。そのため、都会の谷間や植生の近辺、あるいは橋梁の下などのより厳しいGNSS環境でも、自信を持ってUASを飛行させ、航行することができます。
「MicroPilotはOxTSと協力することを喜ばしく思っています。」と言うのは、MicroPilotの社長Howard Loewen（ハワード・ローウェン）氏。「この統合によって、当社のお客様はより良いパフォーマンスのシステムを構築することができるでしょう。」
マイクロパイロットについて
世界85カ国以上に1000社の顧客を抱えるMicroPilotは、UAVおよびMAV向けの小型自動操縦システムの世界的リーダーです。MicroPilotは、30グラム以下の自動操縦システム、トリプル冗長自動操縦システム、およびフル機能汎自動操縦システムを市場に送り出した最初のUAV向け自動操縦装置メーカーです。MicroPilotは、固定翼、トランジション、ヘリコプターおよび多回転翼UAVを飛ばすことができる軽量UAV自動操縦システムのラインアップを提供しています。またMicroPilotは、ループシミュレーター内にXTENDERmp SDKやtrueHWILハードウェアなどの補完的な製品を提供します。
